記事を書く前の準備!ニュースレターに使う写真の撮影方法と注意点【ニュースレター作成講座第17回】


今回は「記事を書く前の準備」の5回目、ニュースレターに載せる写真の撮影方法について解説します。

写真撮影と聞くと、「高価なカメラや撮影機材を用意しないといけないの?」と思うかもしれませんが、そんなことはありません。スマホだけでも十分な写真が撮れます。

ただしいくつかコツがありますので、ぜひチェックしてくださいね。

本記事では、オモシロホンポの代表を務める“かわけん”こと川上 健太郎が、写真撮影のポイントと注意点について解説します。

オモシロホンポとは?
ニュースレターを軸に広告・広報の制作を通じて、全体の99.7%を占めている中小企業の仕事をオモシロく演出することで日本を元気にすることをミッションとする会社。
これまで、34都道府県の100業種を超えるさまざまな企業のニュースレターを累計1,300号以上手がけてきました。

前回は取材の際にやってはいけない注意点を紹介しました。こちらもあわせてご覧ください。

ニュースレター用の写真撮影はスマホでOK!

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実はオモシロホンポでニュースレターを作るとき、必要な写真のほとんどはスマホで撮っています

「お客様に配るものだから、プロのカメラマンに撮ってもらったほうがいいのでは?」と思うかもしれませんが、実はここ数年のスマホのカメラ機能は優秀なので、ニュースレター用の撮影ならスマホでも十分なんです
むしろスマホで撮った肩肘張らない写真のほうがニュースレターの紙面にマッチしますよ。

ニュースレターは、会社案内や会社の創立記念誌などの堅めの印刷物とは異なります。
上記のような印刷物に使う写真ならプロのカメラマンに依頼して撮ってもらったほうがよいでしょう。

ですが、ニュースレターとなると話は別です。過去の記事でも解説しましたが、ニュースレターはお客様との距離を縮めるためのツール
お客様に共感してもらうために、スナップ写真のような気軽さのある写真を使うのもポイントなんです。

「スマホだと写真の画質がイマイチになりそう…」という心配もいりません。実際にオモシロホンポで制作したニュースレターを見ても、写真の画質などクオリティの問題はありませんよ。

もちろんあまりにも古い機種だとうまく撮れませんが、2021年以降に発売されたスマホであればおおむね問題ないでしょう。iPhoneなら10以降であれば問題なく作れるので、目安にしてみてください。

ちなみに下記の2社、DMクラスター様の「くらすたぁ★わーるど」とヨシケイ福井様の「らいふらいく」は、ほとんどスマホで撮った写真で作成しました。こちらの事例も見ても、スマホで撮った写真でも問題ないことが伝わるのではないかと思います。

ニュースレター用の写真をスマホで撮影するコツ

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もちろんスマホで撮る際にはそれなりの準備やコツが必要です。下記のポイントを押さえておきましょう。

  1. たくさん撮って上手に撮れた1枚を使う
  2. 「写真にも語らせる」ために、どんな写真を撮るといいかを考えて撮影する
  3. SNSで「写真と一言で伝える練習」をしておく

下記で詳しく解説していきます。

1.たくさん撮って上手に撮れた1枚を使う

まずは、たくさん撮ることを意識しましょう。
オモシロホンポでもプロカメラマンに依頼しない代わりに、スタッフがスマホで大量に撮影しています。ニュースレターを1号作成するために撮影する枚数は200枚~400枚にも上ります。

「写真を撮るのは苦手だから、そんなに撮れない」と思うかもしれませんが、数枚しか撮っていないと「せっかく撮ったのにブレたりして使える写真が1枚もない」という事態になりかねません。
得意でないなら、なおさらたくさん撮る必要があるんです。
まずは大量に撮り、あとで上手に撮れた「奇跡の1枚」を選んで使うことを習慣にしましょう。

スマホで大量に撮ることは、撮られる側にとってもメリットがあります。
実は写真を撮られる側も、カメラを向けられることには慣れていない人が多いんです。
そこで「スマホでの撮影なので気楽にいきましょう」と声をかけながら撮っていると、だんだんと撮られる側も慣れてきます。
あとで大量に撮った写真を見返すと、撮影時間の後半に撮った写真では自然な表情が写っていることが多いので、そういったものを選んで使うとよいでしょう。

2.「写真にも語らせる」ために、どんな写真を撮るといいかを考えて撮影する

「写真にも語らせる」というと難しそうに思えるかもしれませんが、簡単に言うと「あなたが伝えたいことを文章だけでなく、写真でも表現してみましょう」ということです。
撮影当日までに「どんな写真なら自分の伝えたいことが伝わるか」を考えた上で、撮影に臨みましょう。

SNSを見ているとき、文章だけの投稿より、写真付きの投稿がおもしろいと感じることはありませんか?

ニュースレターも同じです。
文章だけでは、読者はなかなか読んでくれません。「なんだかおもしろくないなあ」と思われてしまう原因にもなってしまいます。

文章を書くのが好きな人は、つい文章で伝えることにこだわってしまうかもしれません。
しかしニュースレター作成の際には、お客様に喜んでもらえることを優先に考えて、思い切って写真とキャプション(写真につける短い説明文)、そして本文をセットにして伝えたいことを伝える方向にシフトしましょう。

ニュースレター作成のプロであるオモシロホンポも「どうしたらもっとおもしろいニュースレターを作れるだろう?」と日々考えた上で撮影に臨んでいます。

過去の記事で紹介した事例も、写真とキャプション、文章にこだわって作成していますので、「具体的にどんな写真を撮ればいいの?」と迷ったらぜひチェックしてみてください。

3.SNSで「写真と一言で伝える練習」をしておく

いきなり「写真にも語らせる」ことを実践するのは難しいため、練習しておくことをおすすめします

練習する場所としておすすめなのが、InstagramやFacebook、XなどのSNSです
写真と、キャプションに相当する一言を一緒に投稿することが練習になるため、ぜひ試してみてください。

写真と短い文でこちらが伝えたいことを相手に感じてもらうという点では、SNSとニュースレターは似ています。
SNSで表現することが得意になると、ニュースレター作りもきっとうまくいくようになりますよ。

写真撮影でやってはいけないこと

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うまく撮るためのコツだけでなく、やってはいけない注意点も覚えておきましょう。

  1. 数枚撮っただけで撮影を終了する
  2. 撮影中の雰囲気作りを行わない
  3. カメラの画質設定を低い状態にする

順番に解説していきます。

1.数枚撮っただけで撮影を終了する

撮影のコツの中でも解説しましたが、写真は数枚ではなく、たくさん撮るようにしてください
もし撮った写真がすべてニュースレターに適さない写真だったとしても、「上手に撮れなかったのでもう1回撮影に協力してくれませんか?」とお願いするわけにはいきません。

とにかく撮る枚数を増やして、あとでいらないと判断したデータは消すくらいの気持ちで撮影しましょう。

2.撮影中の雰囲気作りを行わない

現場の雰囲気作りも、写真を撮る人の大事な仕事です。
撮られる側の人が自然に笑ったり、テンションを上げたりできるように意識して声をかけなどを行ってみてください。

初めて写真撮影に臨む場合、恥ずかしさや、周りからどう思われているかばかりを考えてしまうかもしれません。
しかし大切なことは、最終的にニュースレターによい写真を載せることです。恥ずかしさは手放して、「伝えたいことが伝わる」写真の撮影に専念しましょう。

3.カメラの画質設定を低い状態にする

カメラの画質設定を低い状態にするのもNGです。

ホームページに使うための写真なら画質が低くても問題ありませんが、ニュースレターなどの印刷物ではもっと高画質な写真が必要です
画質の低い写真を印刷物に載せてしまうと、何が写っているのかわからない不鮮明な写真になってしまうため注意してください。

撮影前には、忘れずにスマホの画質設定を確認しておきましょう
1枚の写真データの容量が2MB以上になるくらいが目安です。

ポイントを理解したら自信を持って撮影を

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今回はニュースレター用の写真撮影の方法と注意点について解説しました。

撮影自体はスマホで十分ですが、高画質のものをたくさん撮ることや、「写真に語らせる」ことを意識してみてくださいね。
また「写真撮影は苦手だから」と思い悩まずに、今回紹介したポイントを理解したら自信を持って撮影に臨むのも大切です。

次回は、ニュースレターをより楽しくするイラストなどを用意する方法について解説します。写真だけでなくイラストなどの要素が入ると、ニュースレターがにぎやかになり、もっとおもしろいものになりますよ。ぜひチェックしてみてください。

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