
今回は、2号目以降、ニュースレターを継続して発行していくためのコツを解説します。
「2号目までは作ったけど、そのあとは忙しくて作るのをやめてしまった」ということにならないよう、「何が何でも続けるぞ」という気持ちを持って、年間スケジュールと予算の計画を立てましょう。
本記事では、オモシロホンポの代表を務める“かわけん”こと川上 健太郎が、年間スケジュールの決め方や継続発行の心得を解説します。
ニュースレターを軸に広告・広報の制作を通じて、全体の99.7%を占めている中小企業の仕事をオモシロく演出することで日本を元気にすることをミッションとする会社。
これまで、34都道府県の100業種を超えるさまざまな企業のニュースレターを累計1,300号以上手がけてきました。
前回は2号目のスケジュールの立て方について解説しました。こちらもあわせてご覧ください。
最低1年は発行を続けよう

ニュースレターを続けるための心構えとして、「読者からの反応がなくても、ニュースレターのクオリティが低くても、最低1年は発行を続ける」ことを忘れないでください。
発行を続けなければ、売り上げアップや利益率の改善、離職率の低下といった効果を得ることもできません。
発行しても反応がないと、寂しい気持ちになるでしょう。
ときには、自分で作ったニュースレターのクオリティが低い気がして、「本当にこれをお客様に送っていいんだろうか?」と悩むこともあるかもしれません。
それでも、ニュースレターを作ると決めたら、1年は続けてください。
もし1年も経たずにやめてしまったら、ニュースレターを受け取っていた読者は、「ニュースレターを出すって言ったのに、もうやめちゃったんだ。中途半端な会社だなあ」と感じるでしょう。
そして読者は「あの会社に注文しても、中途半端な対応をされるかもしれない」と思い、商品やサービスの購入を避けるようになるかもしれません。
そんなことにならないために、「歯を食いしばってでも続けるぞ」という強い気持ちを持ちましょう。
反応がない場合は、以前の記事で解説した方法を、できることからでいいので、1つずつ試してみてください。
ニュースレターのクオリティで悩んだら、以前解説した、オモシロホンポの制作事例をもう一度チェックするのがおすすめです。
丸ごと真似するのはNGですが、デザインや紙面企画などを考える際の参考にするのはOKですよ。
何回も作っていくうちに、だんだんクオリティは上がっていくはずなので、あきらめずに作り続けましょう。
ニュースレターの年間計画を立てよう

1年間滞りなく発行を続けるために、あらかじめ年間スケジュールと予算を決めておくようにしましょう。これが後々、役に立つんです。
前回の記事では、2号目のスケジュール決めに絞って解説しましたが、年間スケジュールの決め方も同じです。
年度の初めなど、経営計画を立てる時期に、ニュースレターの発行スケジュールもまとめて決めましょう。
例えば年4回発行するなら、1月、4月、7月、10月の同じくらいの日に「発送日」を定め、逆算で、いつ何をするかを決めていくんです。
この年間スケジュールに合わせて動くようにすれば、継続発行のハードルが下がっていきますよ。
ニュースレターの予算は年初に確保

年間スケジュールを立てるときには、予算の確保も忘れないでください。できれば多めにしておくことをおすすめします。
オモシロホンポの経験上、ニュースレターを1号作って1000人の読者に送るには、だいたい15万~20万円くらいはかかります。
もちろん会社によっても違いはありますが、ニュースレターの制作・発送にかかる下記のような費用をすべて足すと、それくらいかかるものだと思ってください。
- 取材時の交通費
- デザインの外注費
- 印刷費
- 発送に使うラベルや封筒などの購入費
- 送料
- 発送代行を使う場合は利用料
仮に1号発行するのに20万円かかるとすると、年4回発行で、1年間に80万円の支出となります。
しかし1年間の予算は80万円ぴったりではなく、多めに用意しておきましょう。
最初は発送先が少なくても、何号も出しているうちに、ニュースレターの発送先が増える場合があるからです。
上の例では1000人に送る想定でしたが、4号目を発行するころには、読者が1500人になっているかもしれません。
すると、予算が80万円ぴったりでは足りなくなります。
ニュースレターの読者数が大きく減る可能性は低いと思いますので、できれば年初の段階で、1.5倍くらい多めに見積もってください。
今回の例なら、80万円ではなく、120万円が目安です。
年初に予算を組むべき理由

「1年分の予算を先に決めたいとは上司に言いにくい。省略してはだめ?」と思う人もいるかもしれませんが、ニュースレターを継続するためには、やはり予算の確保が欠かせません。
資金に余裕がある会社なら、予算を決めていなくても、なんとかなるかもしれません。
しかし資金繰りに余裕がないと感じている会社は、先に予算を割いておかないと、あとで「お金がなくてニュースレターを発行できない」という状態になる可能性があります。
会社では、予想外の支出が発生することもよくありますよね。
例えば、パソコンやエアコンが急に壊れてしまった場合。そのままでは仕事にならないので修理するしかありませんが、修理代金としてまとまった金額を払うことになるでしょう。
年初にニュースレター用の予算を確保していないと、こういった予期せぬ支出が痛手となって、「ニュースレターの制作費用を払えない」という事態になりやすいです。
そんなことにならないためにも、「ニュースレター制作用の予算」は普段使うお金とはわけておきましょう。
ニュースレターを続けるために地道な準備を

今回は、ニュースレターの発行を最低1年は続けるべき理由や、年間計画を立て、予算を確保する必要性について解説しました。
大切なのは、とにかく発行を続けること。
途中でやめてしまったら、会社のファンを増やす、売り上げを上げる、離職率を下げるといった効果も得られないため、あきらめずに続けていきましょう。
次回は、ニュースレター制作に関して「つい後回しになってしまう」「頑張って作っているのにほかの社員から理解されない」といった課題への向き合い方について解説します。ぜひチェックしてみてください。