
前回に引き続き「ニュースレターの紙面企画」を、オモシロホンポの制作事例をもとにお伝えします。
ニュースレターの「読者」と「コンセプト」を整えたけど、何を載せていいのかわからない・・・
伝えたいことはたくさんあるのに、情報が散乱してしまう!!
そんなときには、こちらの記事を参考に伝えたい人に伝えたいことが届く紙面企画を検討していきましょう。
本記事では、オモシロホンポの代表を務める“かわけん”こと川上 健太郎が、ニュースレターの紙面企画について自社事例を挙げながら解説します。
ニュースレターを軸に広告・広報の制作を通じて、全体の99.7%を占めている中小企業の仕事をオモシロく演出することで日本を元気にすることをミッションとする会社。
これまで、34都道府県の100業種を超えるさまざまな企業のニュースレターを累計1,300号以上手がけてきました。
前回の事例、埼玉県にある会計事務所「税理士法人クリアー」さん、愛知県の運送会社「名備運輸」さんの事例もぜひ参考にしてくださいね!
【事例紹介】各社のニュースレター紙面を覗き見!

今回も2件の事例をご紹介します。
それぞれの会社のコンセプトが、紙面企画にどう表現されているのかご覧ください!
3.東京ユニフォーム
東京にある「東京ユニフォーム」さんは、ユニフォームの企画・製造・販売を行う会社です。
- 読者:取引先など
- コンセプト:ユニフォームを通し、ビジネスシーンにもっと笑顔を!
コンセプトにある「笑顔」につなげるために、会社が楽しく活動している様子を表現しています。

全体的に「ゴチャゴチャ」としたデザインに仕上げることで、にぎやかな雰囲気を演出!
内容はコロナ禍でも元気に展示会に参加している風景や、夏に大活躍する空調服やユニフォームのトレンドなどを特集しています。インスタなどで発信していることも掲載しました。
しかし次号の紙面企画ミーティングの際、東京ユニフォームの社長から「もっともっと遊びゴコロのある、目にしたときに楽しくなるような紙面にしたい!」とのリクエストがあり、それならばとオモシロホンポ魂全開で制作したニュースレターがこちらです。

昔のファミコンをモチーフにデザインしました。
コロナ対策を徹底しながら全社オンラインミーティングを行った様子を特集。
文字量を少なく写真を多く使用して、コロナ禍という社会的に苦しい時期も、全体ミーティング(経営計画発表会のこと)を試行錯誤して楽しみながらおこなった様子を伝えています。

裏面でもスタッフの写真を多く使用して、1キロほどの大盛パスタに挑戦したニュースなどをオモシロおかしく表現!
取材に同行したかわけんも1㎏くらいのパスタ(ボロネーゼ)に挑戦~完食!!しばらくはパスタを見るのもイヤになりました・・・(笑)
「ユニフォームを通し、ビジネスシーンにもっと笑顔を!」というコンセプトの軸がしっかりとしているからこそ、ニュースレターの方向性に一切のブレがない事例です。
4.ヨシケイ福井
「ヨシケイ福井」さんは、食材(ミールキット)の宅配サービスや、メニュー作成・商品開発を行う会社です。
- 読者:ヨシケイの商品を購入してくれた方
- コンセプト:メニューだけでは伝えきれない“想い”をお届けする
まずニュースレターの一番上にコンセプトを記載し、伝えたいことを明確に示しています。

創刊号なので社長のあいさつを一番上に配置。その下(茶色枠)に豆腐を製造して届けてくれている福井の会社をご紹介しています。豆腐への想いや、福井で有名な「あげフェス」の実行委員であると伝えるることで、豆腐のおいしさも変わってくるかもしれません!

裏面では、商品ケースの衛生管理方法や、営業所スタッフおススメのパン屋さんご紹介しています。
SDGSの取り組みとして、野菜くずを地域の動物園に納めていることなどもご紹介。
コンセプトの「伝えきれない想い」として今回の号は、地元との深いつながりが感じられる紙面企画になっています。
コンセプトを軸に紙面企画を立てる

コンセプトと読者を設定し、その軸からズレない紙面企画を立てれば、全体を通して一貫性のあるニュースレターに仕上がります。
今回お伝えした事例からも、コンセプトへの高い意識や熱い想いが強く感じられたと思います!!
さらに写真と文章の比率を調整したり、デザインで会社の雰囲気を表現したりと、伝えたい人に伝える方法はさまざまです。
次回もまだまだオモシロホンポの事例をご紹介するので、紙面企画作りにお役立てくださいね!