スタッフゼロの状態から、開業スタッフ15名を採用した小冊子
ゆずり葉さんは、2015年12月に開業した介護施設です。開業する10ヶ月程前に、オモシロホンポ・かわけんのセミナーに参加して無料相談に来られました。その時の相談は、介護施設をオープンすることが決まっているけど、まだオーナーの自分ひとりしかメンバーがいないし、採用が全然進んでいなくてどうしたら良いかというものでした。話しを聞く中で、介護施設を開業させる想いが言葉としてまとまりきれてなかったので、その想いを明確に言葉としてまとめて小冊子を制作。完成した小冊子は、採用したい人や求人にエントリーしてきた人に手渡して読んでもらいました。その小冊子に共感・共鳴した人が徐々に集まって、施設の開業3ヶ月前には目標だった15名の採用が確定。さらに、開業から2年経った現在では、(離職率が高いと言われている介護業界でも)ゆずり葉さんの離職率は少ない状態になっています。ゆずり葉さんは定期的にかわけんのコンサルティングを受け、施設の採用や運営、広告などの相談をされています。
株式会社ゆずり葉さま(宮崎県宮崎市)
「こういう人はうちの会社にあわない」と明記した、採用パンフレットの成果とは?
オモシロホンポでは、福井県の税理士事務所「上坂会計グループ」でコンサルティングや広告物の制作を行っています。2015年、上坂会計さんの採用パンフレットを制作したのですが、わざと「こういう人はうちの会社に合わない」という要項を明記しました。その内容は「自分のことしか考えない人」や「陰口を叩く人」といったことです。この採用パンフレットを使い始めたところ、学生のエントリー数自体は減ったのですが、応募してくる学生の「質」は上がるということが起こりました。その結果、採用決定がスムーズにいき、採用に関わるスタッフの時間(面接や採用を決めるためにかかった時間など)が短縮できたそうです。パンフレットに「こういう人は来て欲しくない」と書くには勇気がいることかもしれません。しかし、30人とか50人とか採らない会社であれば、数人に「私はここで働きたい!」と思って来てもらうように突き抜けることも時には大切なのかもしれません。
上坂会計グループさま(福井県)
働くスタッフの「家族」へ向けて創ったホームページ
名備運輸さんは、日本の陸上交通の要塞と言われる愛知県小牧市に拠点のある運送会社です。オモシロホンポでは、名備運輸さんのホームページやニュースレターの制作をしているのですが、「ドライバーの家族の方に読んでもらうため」のホームページを創るというちょっと変わった試みをしました。漠然と「運送会社=怖い」というイメージを持たれがちですが、名備運輸さんでは半数以上のスタッフが10年以上働いていて、スタッフ同士がとても仲の良い会社なのです。その実際の様子を赤裸々に伝えて、ドライバーの家族に(離れて暮らす実家の方にも)安心して仕事に送り出してもらえるようにと、このホームページを制作しました。会社のことを赤裸々に伝えることは、いま仕事を探している人やその家族に対しても、ありのままを伝えていることになります。つまり、現在のスタッフやその家族に向けた内容であると同時に、未来のスタッフに向けた採用のページにもなっているのです。このように、ホームページで新規の取引先を増やす必要のない企業が、採用に特化してホームページをリニューアルすることも出来るのです。
名備運輸株式会社さま(愛知県小牧市)