
今回は「原稿の書き方」の3回目、前回作ったラフを修正し、作り込んでいく方法について解説します。
前回は「ざっくりとした」ラフを作りましたが、今回の作業で少しずつラフを具体的にして、原稿執筆の準備を進めていきます。
まずは手を動かすことが大切なので難しく考えず、気軽に取り組んでみてくださいね。
本記事では、オモシロホンポの代表を務める“かわけん”こと川上 健太郎が、ニュースレターのラフをブラッシュアップする方法について解説します。
ニュースレターを軸に広告・広報の制作を通じて、全体の99.7%を占めている中小企業の仕事をオモシロく演出することで日本を元気にすることをミッションとする会社。
これまで、34都道府県の100業種を超えるさまざまな企業のニュースレターを累計1,300号以上手がけてきました。
前回はざっくりとしたラフの作成方法を解説しました。こちらもあわせてご覧ください。
ニュースレターのラフを「書き散らし」で改良しよう

前回作ったざっくりとしたラフを、より精密なラフになるよう、少しずつ作り込んでいきましょう。
僕の場合、最初のざっくりとしたラフを3回くらい書き直して、完成形に近いラフに仕上げています。最終的に、少しずつ内容が違うラフが4枚ある状態になります。
2回目のラフを書き始める前に、まず「書き散らす」という感覚でアイデアを出しましょう。
以前、紙面企画のアイデアを出したときと同様に、アイデアをひたすら書いていきます。
ポイントは以下の4つです。
- 思いついたことをとにかく自由に書く
- 手書きがおすすめ
- 紙もアイデアも惜しまない
- アイデアが出尽くすまでやる
順番に解説していきます。
1.思いついたことをとにかく自由に書く
1つの紙面企画につき、A4用紙を1枚使って書きたいことをどんどん書いていきます。
前回の事例でいえば、スタッフの紹介に1枚、トンカツのレポートに1枚という風に、紙面企画の数だけ紙を用意しましょう。
今回の作業では、A4用紙を横に使うのがおすすめです。
その紙面企画で書きたいこと、使いたい写真、入れたいイラストなど思いついたことをひたすら書き散らしましょう。
スタッフの自己紹介なら「本人の写真の横に吹き出しを入れたい」、トンカツのレポートなら「取材の時に撮ってきたメニュー表の写真を入れよう」などです。
ここでも、きれいに書く必要はありません。
紙の左上から順番に書くことにこだわらずに、右上からでも、下からでも自由に書いていきましょう。絵を描くようなイメージで、気軽に書き散らすのがポイントです。
絵を描くのが好きな人は、「こんな写真を入れたい」というイメージをイラストで描いてみるのもいいですね。
とにかく自分が楽しく、気分よく書けることが重要です。
2.手書きがおすすめ
パソコンやタブレットでアイデアをメモする方法もありますが、僕は手書きをおすすめします。
気に入ったペンを使って書いていくと、自然とアイデアが膨らんでいくんです。
高価なものを買う必要はありませんが、「もっとアイデアを出すいい方法はないかな?」と思ったら試してみてください。
3.紙もアイデアも惜しまない
紙は惜しまず、むしろ贅沢に使うつもりで書きましょう。紙面企画1つに対して、A4の用紙を1枚使うのはそのためです。
もちろんアイデアも惜しみなくどんどん出してください。
ニュースレターを作るからには、面白いものを作って、たくさんの人に読んでもらいたいですよね。
面白いニュースレターを作り上げるために、このアイデア出しがとても大切なんです。
以前の記事でも解説しましたが、「これくらいでいいや」と自分の中でアイデアを制限しないことが大切です。
とにかくたくさん書いてみて、実際のニュースレターに載せるか載せないかは、あとで考えましょう。
4.アイデアが出尽くすまでやる
アイデアが出尽くした、これ以上出ないと思うまでこの作業を続けてください。
それから次の「まとめる」作業に進みます。
「書く→まとめる」を繰り返す

上記の工程でアイデアを出したら、次はまとめる作業に進みます。
最初に作った、ざっくりとしたラフを見返してみましょう。
アイデアを書き散らしたあとに見ると、「ここにはガッツポーズをしたスタッフの写真を載せたい」「ここには吹き出しでちょっとコメントを入れたい」など、書き加えたい内容がいくつか思いつきませんか?
そこで、書き散らした内容をもとに2回目のラフを書いてみましょう。
載せたい写真のポーズや、付けたい吹き出し、何文字くらい文章を入れるかなど、出したアイデアをラフに反映させていきます。
すると最初のラフよりも、もっと具体的なラフが出来上がります。
そして2回目のラフが出来上がったら、また同じようにアイデアを書き出して、3回目のラフとしてまとめる作業をしてみましょう。
これを繰り返すことで、デザインについて難しく考え込まなくても、スムーズに紙面のデザインを作成できます。
次回以降詳しく解説しますが、この「アイデアを書き散らして、あとでまとめる」という作業は、ニュースレターの文章を書くときにも役立ちます。
特に長い文章を書くときは「難しそう」と悩んでしまうかもしれませんが、「アイデアを書き散らして、あとでまとめる」ことを心がければ、楽な気持ちで書き上げることが可能です。
「書いてまとめる」でニュースレターのラフは作れる

今回はラフを修正する方法と、「書いてまとめる」のやり方について解説しました。
ポイントは紙もエネルギーも惜しまず使ってアイデアを出すことと、「書いてまとめる」を繰り返すことです。
今回のラフ作りのやり方がわかれば、ニュースレターの本文執筆も怖くありません。
次回はニュースレターの本文を書く方法の解説に入ります。
「描くように書く」具体的な方法を解説しますので、ぜひチェックしてみてください。