
今回は「デザインのコツ」シリーズの3回目。
紙面のデザインを考えるときに参考にしたい雑誌について解説します。
「よし、ニュースレターのデザインを考えよう」と気合いを入れて机に向かっても「まったく思い浮かばない…」と悩んでしまうときもあると思います。
そんなときは雑誌を見ながら考えてみましょう。
本記事では、オモシロホンポの代表を務める“かわけん”こと川上 健太郎が、ニュースレターのデザイン時に参考になる雑誌や考え方について解説します。
ニュースレターを軸に広告・広報の制作を通じて、全体の99.7%を占めている中小企業の仕事をオモシロく演出することで日本を元気にすることをミッションとする会社。
これまで、34都道府県の100業種を超えるさまざまな企業のニュースレターを累計1,300号以上手がけてきました。
前回はニュースレターを読みやすくするためにやってみてほしいデザインのコツを解説しました。こちらもあわせてご覧ください。
ニュースレターのデザインは雑誌を参考にしよう

「ニュースレターのデザインをイメージできない」
「ラフを書いてみたけど、イマイチな気がする」
そう思ったら、書店に行って雑誌をチェックしてみましょう。
いろんなジャンルの雑誌を、手に取ってめくってみてください。
「ニュースレターのデザインを作る」という意識を持って眺めると、きっと新しい発見があるはずです。
「これはよさそうだ」と思うものが見つかったら、それを買って、ラフ作りの参考にしましょう。
例えば、旅行のガイドブックとして有名な『るるぶ』。
にぎやかなデザインは、ニュースレターのイメージを膨らませるときに便利です。
「キャッチコピーを工夫して、開封率を上げたい」と考えている場合は、『女性セブン』や『FLASH』の表紙に載っている言葉に注目してみてください。
趣味の雑誌である『Lightning』や『Pen』は、かっこいいデザインがたくさんあります。
女性向けのファッション雑誌もおすすめ。
こういった雑誌は、写真の配置にもこだわりが詰まっています。
複数の雑誌を見比べることで学べることもありますよ。
例えば『女性セブン』や『Lightning』は、タイトルの文字が写真によって少し隠れているんです。
こういうデザインを参考にして、自社のニュースレターのタイトルも、あえて写真で少し隠れるようにしてみても面白いですよ。
「雑誌をいろいろ読んだけど、やっぱりイメージが湧かない!」と悩んだら、以前、この講座で紹介した事例も参考にしてみてください。
もちろんまったく同じように作るのはNGですが、「こういうアイデアはうちのニュースレターにも使えそう」と感じたら、少しだけ取り入れてみるのはありです。
デザインのクオリティより読者目線が大事

以前、過去の講座でも少しお伝えしましたが、オモシロホンポの制作事例のように、クオリティの高いデザインにこだわる必要はありません。
オモシロホンポはニュースレター制作のプロなので、デザインのクオリティにもこだわっています。
しかし、皆さんの本業はニュースレター制作やデザインではないはず。
あなたの会社のニュースレターを読んだ人たちが、「この会社ってなんかいいな」「応援したくなるな」と思ってくれるなら、クオリティの高いデザインでなくてもいいんです。
例えば、「手書きのほうがお客様が喜んでくれそうだ」と思ったら、手書きで作ってもOK。
あえてアナログな方法で作ってみるのも面白いですよ。
例えば、ニュースレターに使いたい文章や写真などの素材を用意したら、一旦紙に印刷します。そして素材の部分を切り抜いて別の紙に貼り合わせ、ニュースレターとしての形を整えましょう。
最後に、整えたニュースレターをスキャンして、パソコンで完成版のニュースレターとして印刷します。
この方法で作ると、ぱっと見た感じ、デザインが下手に見えるかもしれません。
しかしパソコン上で作ったものにはない「手作り感」が出るため、かえって読んでもらえる確率が上がる可能性もあります。
「いいデザインのものを作らなければ」と思い悩むより、「デザインは下手かもしれないけど、情熱はたっぷり込めました!」と言えるようなニュースレターを目指しましょう。
ただし、読みやすさを確保することだけは忘れないでください。
「デザインが下手だから、読みにくいニュースレターになるのは仕方ない」と、極端に文字を小さくしたり、読みにくい色やフォントを使ったりするのは避けましょう。読みにくいニュースレターが届いたら、読者は読まずに捨ててしまうかもしれません。
せっかく作ったのに読んでもらえないという結果にはしたくないですよね。
クオリティの高いデザインにこだわる必要はありませんが、あなたの会社のニュースレターの読者がストレスなく読めるようにしましょう。
読者に合わせてニュースレターのデザインを考えよう

今回は紙面のデザインを考えるときにチェックしてみてほしい雑誌や、デザインを考える上でのポイントについて解説しました。
「自分はデザインが下手だから、いいニュースレターは作れないかもしれない…」と悩んだら、いいデザインを作ろうとするよりも、読者にとって読みやすいデザインにすることを優先しましょう。
さらにあなたなりの情熱を込めれば、きっと読者も読んでくれますよ。
次回は「ニュースレターの修正のコツ」について解説します。
ニュースレターは初稿が出来たら終わりではありません。デザイナーともやり取りをしながら、よりよいニュースレターにするために修正をしていきましょう。
ぜひチェックしてみてください。