
今回は「紙面企画を完全攻略する!」の2回目として、出したアイデアを整理して優先順位をつける方法を解説します。
また「アイデアを出そうとしても何も思いつかない」「自分にアイデアを出すなんて無理」と感じている人へのアドバイスもお送りしますので、参考にしてみてください。
本記事では、オモシロホンポの代表を務める“かわけん”こと川上 健太郎が、ニュースレターの紙面企画について自社事例を挙げながら解説します。
ニュースレターを軸に広告・広報の制作を通じて、全体の99.7%を占めている中小企業の仕事をオモシロく演出することで日本を元気にすることをミッションとする会社。
これまで、34都道府県の100業種を超えるさまざまな企業のニュースレターを累計1,300号以上手がけてきました。
前回は、1人ブレストでアイデアを出す方法とコツを紹介しました。こちらもチェックしながら取り組んでみてください。
ニュースレター用のアイデアに優先順位をつける

前回A4の紙にアイデアをたくさん書いたかと思いますが、今回はそれを整理して優先順位をつけます。
アイデアマンと聞くと、アイデアがたくさん浮かぶ人をイメージするかもしれませんが、アイデアを上手に整理して生かせる人が本当のアイデアマンなんですよ。
アイデアを出したら整理する、というやり方を身につけていきましょう。
ステップ1.似たアイデアをまとめる
まずはアイデアを書き終えたA4用紙の全体を眺め、同じようなアイデアがあればまとめていきます。
ステップ2.アイデアに優先順位のマークをつける
それぞれのアイデアに順位をつけていきましょう。
例えば下記のような4つのカテゴリのどこに入るかを考えて、先頭に◎、○、▲、△の記号をつけていきます。
- ◎メインになる、自社らしい紙面企画
- ○メインにはならないが載せておきたい企画
- ▲本音では載せておきたい企画
- △重要ではないが載せたら楽しい企画
もちろんわかりやすく分類できるなら、このマークでなくてもA、B、C、Dなど好きなもので構いません。大切なのは、紙面企画の重要性をランク付けすることです。
◎はメイン記事にしたときに「これが1ページ目の最初にあったら、うちの会社のニュースレターらしい」と思う企画が該当します。
○はメインにはならないけれども、ニュースレターには載せておきたいと思う企画です。
例えば、セミナーやイベントをやる予定があればお知らせを入れたいところですが、イベントをメインしてしまうと、ニュースレターではなくチラシのようになってしまいます。しかし、それでもどこかには載せておきたいと思うものは○をつけておきましょう。
▲は、本音では載せておきたい企画です。
自社のメルマガやYouTubeなどを紹介したい場合、ただ紹介するだけではつまらない紙面になってしまいます。こうしたタイプの企画は、他の企画と連動させておもしろい企画にするとよいでしょう。
また「社長が趣味について語るコーナー」のようにスタッフからは反対されるかもしれないけれど、個人的にやってみたい企画なども▲をつけておきましょう。
△は重要ではないものの、載せたら読者が楽しんでくれそうな企画につけます。
ステップ3.ニュースレターの紙面に配置していく
優先順位をつけ終わると、ニュースレターの紙面が大体作れる状態になってきます。
あとは順位づけした企画を、ニュースレターの紙面に配置していきましょう。
例えばA4用紙1枚の両面を使って作りたい場合、表面の目立つ部分の記事をどれにするか、裏面はどれとどれを入れるかなどを決めていくと、ニュースレターの紙面企画がまとまっていきます。
ニュースレターの用紙サイズや、どの企画をどこに配置するかについては、前々回までの事例紹介も参考にしてみてください。
アイデアを出せないと悩んでいる人へのアドバイス

「1人ブレストをやってみたけど、いいアイデアが出てこない」
「やっぱり自分にアイデア出しは向いていないのでは?」
そんな風に悩んだときには、まず考え方を変えてみましょう。
実は気持ちの持ち方次第で、アイデアは出せるようになるんです。
ビジネス書などで「成功するためには高いセルフイメージを持つことが大事」という言葉を読んだことがある人もいるでしょう。
僕はニュースレターのアイデア出しも同じだと思っているんです。
僕は20代後半から30代くらいのときに、「アイデアは泉のようにコンコンと湧いてくるもの」という言葉を知り、「自分はアイデアを泉のように出し続けられる人間だ」と信じるようになりました。
この言葉を20年以上信じ、たくさんの会社のニュースレターや広告などを作り続けてきましたが、今もアイデアが枯れることはありません。
「本当に?」と思ったら、だまされたと思って、一度やってみましょう。
「自分はアイデアを泉のように出し続けられる人間だ」と思いながら、もう一度1人ブレストをやってみてください。
きっと新しいアイデアが出てくるはずです。
前回も少し触れましたが、多くの人は無意識のうちにアイデアが出せないよう自分にブレーキをかけてしまっています。
「アイデアを出すのは苦手だから、いいものが出てこないのはしょうがない」
そんな風に思っていませんか。
「自分はアイデア出しが苦手だ」と思い続けていると、ニュースレターの創刊号を作れたとしても、やがて誌面企画のアイデアが尽きてしまい、「もうネタがないから作れない」と発行をやめることになってしまうかもしれません。
ニュースレターは、継続的に発行して読者に読んでもらうことで効果が出るツールです。
ニュースレターで売上アップや利益率を上げるといった効果を得るためにも、まずは自分のセルフイメージを変えていきましょう。
自社のニュースレターにふさわしい企画かは後で考える

「セルフイメージが大事なのはわかったけど、会社のニュースレターに載せられないようなアイデアを出したらまずいよね?」と思った人もいるかもしれません。
押さえておいてほしいのは、アイデアを出す工程と、ニュースレターとして適切なものであるかを考える工程は別のものだということです。
もちろんニュースレターとして正式に採用する企画を決めるときに「この企画で本当にいいのだろうか?」「自社のイメージを損なわないだろうか?」と検討することは大切です。
しかし、あなたの頭の中からアイデアを出している段階で「こんなことを書いたらいけないのではないか」と自分に制限をかけてしまうのはもったいないです。
アイデアを出す時点では、自分に制限をかけずにとにかく自由にアイデアを出してください。
その企画を採用して大丈夫かどうかは、優先順位をつける段階で考えましょう。
アイデアを出したら整理して優先順位をつけよう

今回は1人ブレストで出したアイデアを整理して、優先順位をつけていく方法を解説しました。
またアイデアが出せないと悩んでいる人へのアドバイスとして、セルフイメージの大切さもお伝えしました。
「自分はアイデア出しが苦手だ」と思っている人は、まず意識を変えてみることからチャレンジしてみてくださいね。
次回は、創刊号の紙面の作り方について解説します。
やはり最初の1号で読者によい印象を与えられるかどうかは大切です。オモシロホンポが培ってきたノウハウをもとに、創刊号を作る際のポイントをお伝えしますので、ぜひご覧ください。